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  R=RAMPAGE
Def Tech(Shen)=S Def Tech(Micro)=M

R:10月5日に通算5枚目、一年ぶりとなるニューアルバム「UP」がリリースされますが、まずは今回のアルバムの全体のコンセプトと、制作に当たってのキッカケから教えて下さい。

S:まず言えるのは"7UP"じゃないってこと!(笑)まぁ、それは冗談だけどジャケットを見てもらえたらわかると思うけど"黒"でしょ?暗い状態から光を放っていこうって言う、とてもシンプルなコンセプトです。ネガティブなところからポジティブに光のある方向に向かって行こうっていう作品です。「UP」っていうタイトルが生まれるまでみんなで探し続けて苦しんだんだけどこういう楽曲にこういう時代、日本の置かれている状況だけではなくて地球全体に言えることだと思いこのタイトルにしました。
M:3.11以降、"多くを語ることの危険性"をとても感じましたね。早いもの勝ちみたいな先にやったもん勝ちみたいな空気感もあったしね。何が正しいのか判断に悩む部分って言うのもたくさんありました。だから曲を描いてるときも曲のタイトルも決まらないしアルバムのジャケットデザインもタイトルも決まらなくてもどかしかったですね。Def Techは昔から言葉のひとつひとつを大事に運んできた分だけこういう時に何を歌ったらいいのかわからなくなりましたね。

R:「UP」っていう言葉がなかなか出てこなかったと…?

M:そうですね。単刀直入に1ワードでアガる言葉をずっと探してましたね。"PEOPLE"や"LOVE"とかあったけどなんだか抽象的だなぁ…と、直接体や脳に響く言葉って何だろうって…、ジャケットのデザインもいろいろあったんですけど2転3転してこのタイトルとデザインに決まりましたね。みんなで夜中に「UPって言っただけでアガるね?っ!!」って(笑)
S:一緒にこの危機を乗り越える=UPだよって叫びたいですね。

R:レコーディングや楽曲制作などは3.11以前からしていたんですか?

M:してましたね。でも震災以降は当分は何もできなかったですね。

R:では、何がキッカケで音楽を再開しようと思ったのですか?

M:Def Techが始まったのが約10年前の9.11の後なんですね。僕はその時N.Yにいて友人と貿易センタービル付近にいたんです。 そしてあの事件が起こって…。命からがら日本に帰ってきた直後にShenと出逢ってDef Techが始まったんです。その10年の節目の年に3.11が起こった。3.11以前の僕達って日本全体が何かを忘れてたって思うんですね。音楽を始めたキッカケが"世の中から悲惨や残酷な事を無くしたい"っていう戦争や災害に対する想いから始まってるんですけど時間が3年、5年と経つにつれてその気持ちが薄れてきてたんです。だからこのタイミングで何が一番正しくて何が正解なのかもまだわからないし、ギリギリの選択なのかもしれないけど、そういう想いをまた呼び戻してくれた時間でもありました。あと僕が音楽をまたやろうって決めたのは、震災の被害にあった東北の人たち以外の要するに<周りにいた人達>何かしたいけど何も言えなかった人達側の考えや気持ちも汲んであげた方がいいんじゃないのか、歌っていった方がいいんじゃないかって思うようになってからですね再開できたのは。それまではなかなか手に付かなかったですね。ハワイでレコーディングしたのも外から日本を俯瞰で見ることもできたし、日本では得られないいろんな人のアドバイスも聞くことができたんです。向こうの人の日本に対する暖かさも貰うことができたしね。

R:なるほど、そんなハワイのスタジオで制作されたこのアルバムの象徴とも言える「Golden Age」ですがこの言葉にどんな想いを乗せてできた曲なんですか?

M:自分たちの黄金世代って昭和と平成という時代のど真ん中を生きてきてて「あの時代は良かったな」っていうのはイヤなんですよね。やはりチャレンジしていくっていう点で"生涯青春"という言葉が大好きなんですね。若くして何かを諦めてる人とか無力感を持ってる人がいるけどそういう人はやっぱり心も体も老けているんです。それはヤメて過去よりも"ing"で進んでいく考え方っていうのが若さや希望、夢とか勇気とかポジティブな言葉が全部そこに含まれるんじゃないかって思うんです。それがゴールデンエイジの想いですね。
S:本当にその通り。ウェスタンの考えで2000年からの2000年で人類は変わるっていう教えがあるんだ。これからも平和と繁栄の時代が来るらしいし、僕の希望だけどそうなってほしいっていう気持ちも大きいです。今の"Doing"が未来にそうなる過程の今の時代を形成してる当事者なんだというGolden Ageな僕たち。バッチリこの曲に繋がってると思うね。Microが言った個人な考えから世界の進む未来までとものすごくビジョンは大きい曲だけど、今を生きてるみんなに全て影響することなんだよね、それを感じて欲しい曲。

R:お二人は今年初頭、西表島に行かれたそうですね?そこで感じたことを歌った曲「All That's In The Universe」ですが、この曲はどんなことを歌っているのですか?

M:ある企画の視察ということで行ったんですけど、西表島と言ったら日本のガラパゴス島と言われてるくらいだからものすごいキレイな海を想像してたんですけど、僕が見た場所は、今まで見た中で世界一汚い砂浜だったんですよね。日本のゴミはほとんどないんですけど世界中のペットボトルなどのゴミが海を通じて漂着しててもう声も出なかったんです…。
S:そうだね。風が吹いたらそれが飛んで島内までゴミだらけで、せっかくマングローブが残ってるのにそれにゴミが刺さってる。それくらいヒドい状態でした。
M:ショックでしたね…。そんな状態だから人もほとんど居なくて…。僕たちチームが愚痴っぽくなっちゃうくらいです。これはこの場所だけの問題じゃないし、地球全体の問題だと思いました。そんな大きなテーマでいろいろ考えてたら地球が人間に見えてきたんですよね。そして曲を書いたんですよね。
S:曲名の「All That's In The Universe」にあるように宇宙の中に人間が居て、中を見てみると人間の中にも宇宙がある。全ては同じなんだってこと。
M:そう、人間のカラダはどんな宝石より大事なんだよ。目にはクリスタルがあるし地球上のあらゆる物質で形成されているんだからね。命の大事さもっと判ってほしいな。それをこの曲で感じて欲しいですね。

R:最後の曲「Get Yo ASS UP!!!」では"1"が並ぶ11年11月11日に日本武道館でスペシャルライブが開催されることも歌詞に含まれていてDef Techらしさがとても出ている楽しい楽曲に仕上がってますが、この曲は?あと武道館LIVEの意気込みもお願いします!

M:実はこの曲はこのアルバムの最後にできた曲なんですよね。僕たちなりに短い言葉で僕たち自身が必要なのはどんなメッセージなんだろうねって考えてた時に"Stand Up"とかはキツいねってなって。もう立ってるからってみんな思ってるだろうし、そこを強制できないしね。でも"Get Yo ASS UP!!!"="動こうぜっ!!!"ってことならいいのかなって。このタイトルの「UP」からアルバムタイトルが決まったわけでも無いんだけどでも結局全部繋がってたっていうのがビックリですね。
S:新曲が20曲以上前回の武道館のときより増えてるって今気付いた。だから全然違うライブになると思う。そう思うと楽しみでたまらないですね。
M:あと良く"1"並びの日の武道館を押さえたなって(笑)狙ってた人いると思うんですけどね!実は僕たちは2年前位から狙ってましたよ!縁起も良いし清々しいですもんね!(爆笑)あの景色がまた見れるなんて今からとても楽しみですね。

R:2人の中で曲を作る時の決まった流れなどはあるんですか?

M:今まではビートを作ってからメロディを入れていくって言うパターンがあったんだけど、それでは表現の幅に限界みたいなのは感じてた。Shenの言葉から始まっていい曲があったはずだったのに、HIPHOPから音楽に入ってるからビートは1番って頭があったけど今は自然とメッセージとハーモニーが1番にあって、それに付随する音を構成していくっていう流れにシフトできてますね。

R:今までのアルバムとはやはり違った空気感をリスナーは感じるかもしれませんね?

M:だって今まで間奏とか無かったですからね(笑)逆に3分突っ走るような曲があったりとか…。聴いてくれる人たちに「ギリギリ押し付けない押し付け」がうまく機能してる(笑)だからおもしろいですよね。
S:前作までは時間を短くしてあえて物足りなさを演出してたりを意図的にしてたりしてたんだけど、今回は曲は長さではないんだということを感じました。これは成長したと2人が感じたところです。長い曲でも何回でも聴きたくなるサウンドを作ることができたのが収穫ですね。トラックができ上がるのを待っているんじゃなくて1からビルドしていくっていう感じで曲作りができたのが良かったですね。

R:最後になりますが、ファンと読者にコメントをお願いします!

M:僕にとって音楽はものすごく大きな支えだしカラーバリエーションであって、個人的に音楽にもっと興味を持って欲しいなって思いますね。そして楽しんで生きて欲しい。つまらないのであれば世の中にもっと関心を持って自分を楽しませることを考えて欲しいですね。自分が楽しければ皆が楽しい。そういう気持ちはリンクするんです。そういう気持ちを常に忘れず音楽に取り組んでいきたいと思っています。共に、目の前の人もそうしてほしいです。
S:メッセージとして僕の一番大事なことは「息」をすること。だって生きてるから。それぞれみんな夢を持ってると思うけど、夢に向かうときにどんな瞬間でも自分の「息」を意識してそして考えて、動いて…。そしたら夢の待つ方向に自分の向きが変わるから。そしたらまだ頑張ればいい。息があるってことは動けるってことでしょ?何でもできるんだよ?いつも夢を持ち続けて生きてほしいな。そしてみんなで11.11.11武道館で同じ息を吸おうよ!

SPECIAL QUESTIONER
Q:マイブームは?

S:最近乗り始めた自転車ですね!子どもの頃を思い出しました。エコだし、早いし、カッコいい!健康にもいいしね!いいことだらけです。

Release Infomation



 
Def Tech(デフテック)
New Album「UP」
2011.10.5 ON SALE!


DTMS-002 ¥1,980(tax in) 

<収録曲>
01. The Day Dream
02. Golden Age
03. My Baby Love
04. Muteki
05. Spice
06. take it HIGHER!!
07. Day Off
08. Kokkyo
09. All That's In The Universe
10. Freedom
11. Naturally Blue
12. friends for always
13. Get Yo ASS UP!!!

「UP」は2011年始めから2度のハワイ・ホノルルでのセッション、海に近い藤沢のスタジオで合宿セッション、レコーディング仕上げ(東京・目黒、横浜)と、半年にわたる制作を経て完成。

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